清水はリーグ戦の直近2試合がアウェイ戦で、前々節・千葉戦はきっ抗した試合の中、87分にロングスローから失点して敗れた。その4日後に行われた前節・町田戦は、前半を1-1で折り返すも、後半は相手のシュートがクロスバーに三度当たるなどギリギリの状態で、90+6分のラストプレーで決められて敗戦。
秋葉 忠宏監督体制でのリーグ戦初黒星から初の連敗、そして昨季頻発した終盤の失点。ネガティブな空気が流れていたところで、JリーグYBCルヴァンカップBグループ第5節を迎える。J1の湘南を相手に2点リードで折り返すも、64分、67分に連続ゴールを許して追いつかれる。だが、ここから清水は途中出場した選手たちが躍動。そして81分、オ セフンが放ったシュートは枠を外れる軌道となったが、チアゴ サンタナが押し込み、勝ち越しに成功。公式戦3試合ぶりの勝利を挙げた。
何より秋葉監督が喜んだのは、ホームで勝利したこと。ホームでは公式戦4連勝中。「われわれはホームで必ず勝つんだという神話を続けていきたい」と秋葉監督が言うように、IAIスタジアム日本平で戦う今節は、勝利でリーグ戦の連敗を止めて、順位を上げていきたい考えだ。
一方、金沢は前節、甲府と対戦した。決定機の数は両チームともほぼ同じだけあった。金沢は21分、相手のバックパスがゴール前にいた林 誠道への絶好のパスとなるが、シュートはGKにセーブされる。41分にはパスで崩して加藤 潤也がシュートを放つも、これもセーブされた。後半はオフサイドの判定で助けられる場面や、ゴールライン上で孫 大河がクリアして事なきを得るなど粘りを見せていたが、74分に決勝点を献上。柳下 正明監督が試合後、「こんなゲームをしたら落とすよねというところ」とぼやいたように、決め切る、守り切るという、ゴール前の集中力を高めて今節に臨みたい。
[ 文:田中 芳樹 ]

