山形はリーグ戦4連勝中。いずれも先制し、リードを広げる理想の試合運びができている。8連敗を喫し、一時は降格圏だった順位を13位まで上げ、J1昇格プレーオフ圏内もようやく視界に入ってきた。
7日の天皇杯2回戦はJFLのソニー仙台FCと戦い、1-0の勝利。大幅なターンオーバーでリーグ戦の先発メンバーを温存しつつ、出場機会の少なかった選手たちにもチャンスが与えられ、その中でしっかりと3回戦進出を決めた。今回の公式戦3連戦はすべてホーム・NDソフトスタジアム山形でできることもアドバンテージに、さらに連勝を伸ばしたい。
いわきは明治安田J2第14節・清水戦の1-9を含む5連敗で最下位まで沈んだあと、第16節から1勝2分と勝点を積み重ねて最下位を脱出。引き分けた第17節・磐田戦、前々節・東京V戦ではきっ抗した展開に持ち込み、ようやくベクトルが上向いてきたところだったが、前節・熊本戦はホームで0-4と大差で敗れている。
7日の天皇杯2回戦は徳島と対戦。1-1で延長戦に入り、延長後半に決勝点を喫して敗退が決まった。宮本 英治がフル出場し、リーグ戦でチームトップタイの3得点を挙げている有田 稜と谷村 海那も途中出場で60分以上ピッチに立つなど、疲労をためたメンバーもいる。今節に向けて、まずはリカバリーに努めることになる。相手は好調の山形だが、勝利を収めて浮上への足がかりとしたい。
山形はボール保持でも特長を出せるチームだが、いわきが強力なプレッシャーで押し戻せるか。それとも山形がかいくぐっていわきの背後を取れるか。先制点を巡る緊迫した攻防が展開されそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
