リーグ戦11試合勝ちなしと泥沼の中にいる大宮だが、7日の天皇杯2回戦・千葉戦で勝利し、ようやく一筋の光が差し込んだ。前節・水戸戦から左SB茂木 力也以外の先発10人を入れ替えた中で、チャンスをもらった選手たちが奮起。内容面にはまだまだ課題は残すも、後半に中野 誠也が決めた1点を守り切り、待ち望んでいた瞬間を約2カ月ぶりに味わった。
この流れをチーム全体で生かし、リーグ戦にもつなげていきたいのは誰もが同じ思い。その意味で、今節は重要な意味を持つ一戦になるだろう。おそらく先発はリーグ戦のメンバーに戻るだろうが、千葉戦で勝利に貢献するパフォーマンスを見せた選手たちに引き続きチャンスはあるだろう。リーグ戦でも勝利を挙げ、完全に負の流れを断ち切りたい。
藤枝はボールポゼッションに長けたチームであり、特徴がハッキリしている一方、そのスタイルを封じられたときに脆さを露呈してしまっているゲームもある。原崎 政人監督が大事にする“自分たちのやりたいこと”と“勝つためにやらないといけないこと”のバランスを突き詰め、12試合ぶりの勝点3をつかみたい。
対する藤枝は確かなスタイルを築き上げ、J2昇格1年目ながら堂々たる戦いを披露している。現在は14位だが、J1昇格プレーオフ圏内とは5ポイント差で、十分に上を狙える位置にいる。今節もブレることのないプレーを初見参の地でも見せてくれるだろう。
藤枝のGK上田 智輝とCB山田 将之にとっては古巣戦。昨季まで所属したクラブとの対戦で力が入らないわけがない。存分にパフォーマンスを見せつけ、勝利をつかむことが最大の恩返しになる。
[ 文:須賀 大輔 ]

