千葉は今季初の3連敗を喫した苦しい状況で、前節・いわき戦を迎えた。「タフに戦えるチームに対し、サッカーの本質である走り負けないことやバトルの部分、セカンドボールの局面で相手に引けをとらなかった」(小林 慶行監督)ことで主導権を握り続けたが、最後までネットを揺らせず。スコアレスドローで4試合勝利なしとなった。高木 俊幸は「(勝点)3はマストな試合だったと思うし、まだまだ個のクオリティーが足りないと思う」と悔やんだ。
約1カ月勝利から見放されているが、前節は中盤の要としてチームを支えていた田口 泰士が約2カ月ぶりにピッチに立つなど、明るいニュースもあった。リズミカルにパスを出してテンポを生み、優れた予測から相手の攻撃を寸断するなど貢献度は高く、同じく昨年8月以来に先発復帰した佐々木 翔悟は左足のキックで攻撃をスムーズに組み立てた。こうしたフレッシュな選手たちの力を勝利につなげたい。
対する大分は、開幕5試合で4勝1分とスタートダッシュに成功。その後3連敗を喫した時期もあったが、現在は3連勝中と勝星を着実に積み上げ、自動昇格圏内につけている。前節・岡山戦は苦しい時間帯もありながら、終盤の藤本 一輝の得点で完封勝利。下平 隆宏監督は「後半、岡山さんのゲームになりそうなところで、選手たちが踏ん張って勝ち切れたことに、チームとしての成長を感じられた」と話した。
大分にとっての朗報も千葉と同様に離脱していた選手の戦線復帰で、前節は渡邉 新太が今季初出場。自身は「(コンディションを)もっと上げなくてはならない」と話していたが、今節の躍動にも期待が高まる。
[ 文:藤井 匠 ]
