いわきは今節から栃木戦、水戸戦、山口戦と今後を左右する試合が続く。田村 雄三監督就任後チームは着実に進歩しており、これまでとは違う戦いぶりで勝点を取り続けている。前節・秋田戦が最たる例だ。後半に先制を許し、攻撃の形を作れないまま試合は終わると思われた。しかし、終了間際に途中出場の岩渕 弘人が自ら得たPKをしっかり決めて、敗北はまぬがれた。勝点の重みや1点の重みは今季たくさん痛感してきた。これからはそれを結果に表すことが求められる。中2日とタイトなスケジュールではあるが、ホームの地の利を生かして勝点3を獲得し、降格圏を脱出したい。
対する栃木は下位直接対決となった前節・金沢戦を制してアウェイ連戦に臨む。栃木は全20得点のうち5点を開始15分以内に決めており、明治安田J2第8節・山口戦以降で先制した試合は負けなし。今節も先制点を狙いたい。
また、3試合連続先発中の宮崎 鴻がその3試合で2得点と新たな得点源が生まれつつある。いわきには屈強な選手が多いが、栃木も宮崎を筆頭に根本 凌や矢野 貴章といったフィジカル勝負でも負けないアタッカーをそろえている。
そして、栃木の髙萩 洋次郎はいわき市出身だ。出場となれば地元凱旋試合になる。
前回対戦は栃木が開始早々の得点を守り抜き、勝点3を獲得した。いわきが勝利すれば、他会場の結果次第では降格圏脱出もあり得る。栃木が勝利すれば、降格圏との勝点差を『7』に広げ、より上を意識することができる。試合終了後にどちらが歓喜に酔いしれるか。
[ 文:柿崎 優成 ]
