J2は首位・町田が独走状態だが、どことやっても順位に関係なく、勝つことが難しいレベルが高いリーグ。両者の昨季の対戦成績は甲府の1勝1分。大槻 毅監督就任2年目の群馬は継続性のあるチーム作りと、浦和時代の教え子を獲得するなど効果的な選手構成で内容を高めている。前期の対戦では、甲府が三平 和司の群馬戦3試合連続ゴールとなるヘディングシュートで先制したが、2点を決められて逆転負け。群馬のポジショニングやポゼッションのうまさを結果で上回ることができなかった。
甲府は現在公式戦7連戦の渦中にあり、前々節・秋田戦から公式戦3連勝中で、今節が最終戦。直近の天皇杯3回戦・鹿島戦は延長戦でも勝負がつかず、PK戦に突入して13人目で勝利が決まるという壮大な試合になったが、勝利のアドレナリンは乳酸に勝つ。コンディション的には1週間の準備期間がある群馬が有利なのは明らかだが、J1鹿島に勝った自信や喜びを活力に変えて、群馬に挑むことができる。甲府は鹿島戦をターンオーバーでスタートしたが、その直前の前節・藤枝戦に先発出場した6選手が途中出場しており、篠田 善之監督が選手のコンディションをどう見極めて選考するのかは注目点だ。
[ 文:マツオ ジュン ]
