アウェイの東京Vは、13勝6分7敗の勝点45で3位。リーグで2番目に少ない総失点18から分かるように、守備の堅さが目を引く。アグレッシブに相手を追い込むこともあれば、押される場面になると素早い帰陣でブロックを築くことも。前節・徳島戦でも好セーブを見せたGKマテウスは堅実で、CBには平 智広、林 尚輝、千田 海人といった強さと読みを兼備した人材をそろえている。
東京Vが4試合ぶりの勝利を手にする上で磨きたいのが、フレッシュな戦力を組み込んだ攻撃だ。前節は徳島とスコアレスドロー。ルーキー・山田 剛綺の勢いに加え、今季途中から加わった染野 唯月のシュート技術や甲田 英將の仕掛けに期待したい。
ホームの仙台は、8勝8分10敗の勝点32で13位。前節・金沢戦から堀 孝史監督に交代して巻き返しを図っているところだ。今季コーチとしてチームを支えてきた堀監督は、少しずつ磨いてきた連動性をより効果的に発揮すべく、ポジショニングに修正を加えるなどして、サイドの崩しや守備のカバーリングなどを整理している。
仙台は7試合勝ちがない深刻な状況だが、3試合ぶりのホームゲームで勝利し、光明をつかみたい。新戦力のドリブラー・松崎 快の選手登録が済めば、この試合から出場が可能になる。また、12日の天皇杯3回戦・名古屋戦で活躍したオナイウ 情滋のスピードや菅原 龍之助の高さといった若手選手の武器もうまく組み込み、東京Vの堅守を崩す準備を進めている。
[ 文:板垣 晴朗 ]


