秋田は前節、水戸とのアウェイ戦を1-1で終えた。前半終了間際にミドルシュートを決められて先制を許す。後半は押し込んでチャンスを創出すると、87分だった。髙田 椋汰のCKを飯尾 竜太朗が頭で折り返し、中村 亮太のパスを梶谷 政仁が押し込んで同点に追いついた。
内容を振り返ると、3試合連続で前後半の終了間際に失点を喫し、4試合未勝利と課題は少なくない。とはいえ、チームとして実に4試合ぶりの得点を挙げ、土壇場で追いつく粘り強さを見せた。再び上を目指すためには欠かせない“一歩”を踏み出し、清水戦を迎える。
一方の清水は好調。最後に敗れたのは明治安田J2第21節・秋田戦(0●1)で、それ以降は9戦負けなし、4連勝中と上昇気流に乗っている。前節は首位の町田とホームで対戦。23分までに2点のリードを許すも、そこから見事にひっくり返して3-2で勝利。秋葉 忠宏監督が「これがあるからフットボールはやめられない」と話したように、勢いに乗っている。今節は中心選手の乾 貴士が二度目の累積警告で出場できないが、GK権田 修一を筆頭に主力は健在。今節で秋田にリベンジを果たして連勝を伸ばし、首位争いに食い込みたい。
試合展開としては、パスをつないで崩しにかかる清水に対し、ボールを奪ってカウンターを狙う秋田という構図が予想される。「秋田らしくコミュニケーションをとって、組織で粘って強く守り、無失点で試合を進めればチャンスはある」と話すのは、前回対戦で勝利に貢献した小柳 達司。「相手に走らされていると考えるか、相手にボールを回させていると考えるか、そういう気持ちの部分でも変わってくる。最初から弱気で入ればやられるので、仲間に伝えていきたい」と小柳は続ける。秋田の武器である一体感で強豪との一戦に臨む。
[ 文:竹内 松裕 ]

