栃木は前節、ホームで水戸と対峙して2-2で引き分けた。逆転を許す展開となったものの、終盤に猛攻を仕掛けると、石田 凌太郎がPKを奪取。加入後初出場を飾ったレアンドロ ペレイラが冷静に蹴り込み、土壇場で追いついた。
これで3戦負けなし。3試合連続で複数得点、直近5試合で見れば9ゴールを積み上げているように、得点力が増している。また、3試合連続で終了間際に勝点に直結するゴールを記録し、勝負強さを見せている。
一方、前節のように淡泊な失点も徐々に増えており、締め直しが求められる局面でもある。主将の佐藤 祥は「細部を詰めることで修正は可能」と言及。時崎 悠監督も前節に見えた課題を挙げながら、今節に向けて「よりアグレッシブに、強い志を持って、相手に襲いかかることが大事」と話している。新加入選手やケガ人による出入りが激しく、ピッチに立つメンバーが流動的になっている状況だが、どの選手が出場しようとも、攻撃のパワーはそのままに、栃木らしい堅い守備が展開できるかが問われている。
今節は今季初めて栃木県グリーンスタジアムでのホーム戦を迎える。心揺さぶる“グリスタ劇場”にふさわしい試合展開、そして結果をつかみ取ることはできるか。
一方、アウェイに乗り込む藤枝は前節、群馬とのホームゲームを予定していたが、雷雨のため中止となった。
『超攻撃的エンターテインメントサッカー』を掲げる藤枝だが、得点数よりも失点数が上回っており、現在7試合未勝利かつ3連敗中と苦しい状況が続く。
今夏に主軸の渡邉 りょうと久保 藤次郎が移籍した影響もあるとみられるが、その一方で5人の新戦力を獲得しており、巻き返しを図っている最中。前節は中止となったものの、新加入組に戦術面を浸透させる時間を確保できたというポジティブな捉え方もできるかもしれない。今節、悪しき流れを食い止めることはできるか。
[ 文:鈴木 康浩 ]