残留争いの状況を整理すると、降格圏の21位・金沢が勝点32で5ポイント差。しかし、金沢は雷雨の影響で延期になった試合があり、消化試合数が『1』少ない。“たられば”を加味すれば、徳島もいわきも薄氷の残留圏に立っている状況。
だからこそ、余計に重要な一戦。
例年にない高い水準の残留争いになりそうだが、この直接対決に勝利して勝点40に乗せることができれば、ライバルを置き去りにする意味でも、中位を追いかける意味でも、大きな意味を持ち、残留の可能性はグッと上がる。
両者は天皇杯2回戦でも対戦しており、今節が今季三度目の顔合わせ。
1回目の対戦である3月の明治安田J2第5節は1-0でいわきが勝利したが、内容としては複数得点で圧勝していてもおかしくなかった。6月の天皇杯2回戦は2-1で徳島が勝利。後半アディショナルタイムにいわきが先制したが、直後に徳島が同点にして延長戦へ突入。勢いそのままに徳島が決勝点を挙げて、逆転勝利を収めた。
シーズン全体としては両者とも苦しい時間を過ごしており、天皇杯の対戦以降に両者とも監督交代を決断。
徳島は吉田 達磨監督、いわきは田村 雄三監督。新たな刺激が加わってジワジワと状況は好転し始めている。この流れを加速させられるのか、それとも再び停滞モードに入るのか。今節は最終盤の明暗を占う重要な一戦。
また、試合当日の9月10日は徳島のクラブ設立日。来季で設立20周年を迎える徳島は、同日に来季から使用する新エンブレムのデザインを発表予定。新たな歴史を刻む節目に、多くの方が足を運ぶ一戦になりそうだ。
[ 文:柏原 敏 ]


