直近2試合の歩みは対照的だ。複数得点で連勝している水戸に対して、仙台は1分1敗で無得点。だからといって、この試合が勢いそのままになる保証はない。
水戸は10勝12分12敗の勝点42で13位。直近9試合負けなしと調子を上げている。守備では選手それぞれの持ち場でプレッシャーの掛けどころを明確にしており、今節も仙台に対して強烈な圧力を掛けてくるだろう。奪ったボールの展開と合わせて、中盤の操舵役・前田 椋介、左足から多彩なパスを出す武田 英寿のゲームコントロールに注目だ。
また、水戸の前線には器用に複数のタスクをこなせるFWが多いが、前節・金沢戦では安藤 瑞季が大活躍した。ゴールに向かって力強く突き進むこのストライカーは、金沢戦の前半だけでハットトリックを達成。上り調子で今節に臨む。
仙台は10勝10分14敗の勝点40で15位。最近は守備を立て直して勝点を積んできたが、ここ2試合は無得点。前節・岡山戦では我慢比べとなった中で健闘したものの、終了間際に押し込まれ、CKから失点、4試合ぶりの敗戦を喫した。
仙台の守備面では、若狭 大志と福森 直也の両CBを中心にこまめなラインコントロールを伴った組織が整備されている。課題の攻撃面を改善し、ホームの後押しを得て、アグレッシブな水戸の上を行く攻勢をかけたい。最前線のホ ヨンジュンを筆頭に厚みのある攻撃を見せられるか。元水戸のサイドアタッカー・松崎 快、ストライカー・中山 仁斗の2選手にも注目だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]


