水戸は前節・大分戦に0-1で敗れているが、38分にボランチの前田 椋介が二度目の警告を受けて退場し、数的不利な状態で長い時間耐えた試合だった。大分戦までは4勝6分の10戦負けなしと、チーム力の高さを示している。また、第34節・金沢戦では安藤 瑞季が前半だけでハットトリックと、個の活躍も印象的だ。
甲府は8月以降の公式戦において、天皇杯とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を含めて1勝5分4敗と勝利を得ることが非常に難しくなっているが、このペースで進んでしまうとJ1昇格プレーオフ圏入りの可能性が小さくなってしまう。ACLグループH第1節・メルボルンシティ戦、前節・清水戦と守備の頑張りで0-0の無失点試合を続けており、この守備をベースにして勝点3を奪い取る戦い方をどう組み立てるか。
水戸相手に無失点で戦い切ることは簡単ではないが、点を取らないと勝てない。勝てなければ今節でプレーオフ圏に浮上する可能性はない。プレーオフ圏との差が2ポイントのいまのうちに入るか肉薄しないと、自動昇格圏のように遠くなってしまう。この意味で水戸戦は“ビッグゲーム”となる。リーグ戦は残り6試合で、今節で勝たなければチャンスの神様の後ろ髪を探すことになりかねない。クリスティアーノは「毎試合決勝戦」と話したが、今節も決勝戦として戦い、公式戦4試合ぶりの勝点3を積み上げたい。
[ 文:マツオ ジュン ]
