清水は前節、藤枝との“静岡三国決戦”に臨んだ。なかなか攻撃で糸口をつかめないでいると、54分に自陣でのミスでボールをロスト。最後は矢村 健に強烈なミドルシュートを決められて先制点を奪われてしまう。さらに70分には、GKへのバックパスを狙っていた横山 暁之にループを決められて万事休す。5試合ぶりの失点、15試合ぶりの敗戦と悔しい結果になった。
3位へと降下して迎える今節に向けて、北川 航也は「(“静岡ダービー”に)これまでの勝点差、順位、チームの状況はすべて関係ない」と言う。目の前のライバルを倒すか、それとも倒されるか。それしかない。チケットはすでに完売し、IAIスタジアム日本平は異様な空気になることが予想される中で、清水は磐田に奪われた自動昇格圏の座を取り戻しにいく。
一方の磐田は前節、長崎と対戦。うまく試合に入ると、34分に鈴木 雄斗のロングボールに抜け出した山田 大記が高難易度のボレーシュートを決めて先制。その直後にもジャーメイン 良が抜け出して決定機を迎えるが、シュートはポストを直撃。65分にドゥドゥが放ったシュートもポスト直撃と、攻めながらも追加点が奪えないまま試合終了。
「得点をもう1点、2点と欲しかったですが、何よりも(失点)ゼロで抑えたところは、次に向けて良い自信になったと思っています」と横内 昭展監督が話すように、攻撃面での課題はこの“静岡ダービー”で解消したい。
前回対戦は、磐田が二度リードを奪ったが、清水に追いつかれて2-2のドロー。J2での二度目の対戦で、決着をつける。
[ 文:田中 芳樹 ]

