対する藤枝は前節、ホームで清水と対戦した。リーグ屈指の攻撃力を誇る清水を相手にしっかりとした守備で対抗し、スコアレスで試合を進めることに成功。清水の焦りを誘ったところで、54分に矢村 健の強烈なミドルシュートで先制すると、70分には相手のミスを突いて横山 暁之が追加点を奪った。その後も清水に得点を許さず、“静岡三国決戦”で初勝利を挙げた。
両チームの現状は対照的だ。長崎はここ3試合勝ちがなく、その間は無得点。シーズン終盤に来てチームの戦い方が定まらず、エース・フアンマ デルガドへのマークが厳しくなって、得点力不足に陥っている。一方の藤枝は、攻守にアグレッシブな超攻撃的スタイルを開幕から一貫してきたが、明治安田J2第34節・熊本戦からミドルブロックをベースに、やや守備に重きを置く戦い方にシフト。これが奏功すると、熊本戦以降の4試合は2勝2分と負けなしで、その間には三度のクリーンシートを達成している。
長崎は昇格争いに食らいつくために勝利が不可欠。一方の藤枝は、今節で勝利を収めて、他会場の結果にもよるが残留を決めたい。その思いの強さが問われる一戦だ。
[ 文:杉山 文宣 ]