残り5試合のうち4試合がホームゲームとなる藤枝は、第37節・清水戦で5月以来のホーム戦勝利をつかんだ。本来はホームで強いチームなだけに、それを取り戻すためにも、ホームでの連勝をなんとしてもつかみたいところだ。
直近の第38節・長崎戦は1-5の大敗に終わったが、それは清水戦までの守備的な戦いから攻撃的な戦い方にシフトしたことが裏目に出た結果であり、問題点の整理はできている。仕切り直して、「(攻守の)バランスがとれた戦い方をしていきたい」(須藤 大輔監督)と今週はじっくりと準備を進めている。
対する群馬は勝点54の10位で、この試合に勝てば6位・長崎に勝点1差まで迫ることができる。J1昇格プレーオフ圏内に上がるためには、絶対に勝たなければならない一戦だ。直近4試合は勝ちがなく、3試合連続ドローでその間に1点しか取れていないが、守備は安定しているので、先制点を取れればかなり優位に試合を進めることができる。そのために天笠 泰輝も「ゴール前の部分での精度がまだまだ足りないので、そこは意識して改善していきたい」と語っている。
守備的に戦うことも、ボールを保持して攻撃的に戦うこともできるという点は両チームに共通している。どちらがボールを握るのか、あるいは相手に持たせてカウンターを狙うのか、展開が予想しにくい面もある。ただ、最後まで上を目指したい両者が、スリリングな駆け引きや局面の激しいバトルを繰り広げることは間違いない。他チームのサポーターが観ても十分に見ごたえのある試合となるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


