アウェイの町田は、25勝9分7敗の勝点84で1位。すでにJ1昇格とJ2優勝を決めており、直近の成績も4連勝中。前節・山口戦では相手に中央を割られるなど苦しい時間帯もあったが、粘り強く守り、後半に下田 北斗のPKと、相手のミスを突いて最後はミッチェル デュークが流し込んだゴールで勝利した。良くない時間のしのぎ方、スキを逃さない見極め。強者にふさわしい試合運びだった。
また、前節は先発を前々節・金沢戦から4人入れ替えての勝利だった。黒田 剛監督は手堅いスタイルの下でさまざまな選手をピッチに送り込み、チーム力を上げている。終盤戦で宇野 禅斗らが決定的な仕事をするなど、チームの成長とともに台頭してくる選手たちの登場に最終節も期待したい。
ホームの仙台は、12勝12分17敗の勝点48で15位。J2優勝を目指しながら低迷が続く不本意なシーズンとなったが、ホームで迎えるこの最終節で、サポーターと歓喜をともにしたいところ。シーズン途中から指揮を執る堀 孝史監督の下で作り上げてきたサイドでの組み立てや、終盤戦で定まったハイプレッシャーによる守備を今季の集大成として示し、勝利を目指す。
仙台はGK林 彰洋やボランチの長澤 和輝といったベテランが要所を締めるが、前節・長崎戦で加藤 千尋が一時同点に追いつくゴールを決めたように、中堅や若手のさらなる活躍が加わることで、来季への希望をつなぎたい。ここまでチームトップの10点を決めている郷家 友太や、攻撃にアイディアを加える鎌田 大夢らの活躍に期待がかかる。
[ 文:板垣 晴朗 ]


