昨季、水戸は17位に低迷する苦しいシーズンを送った。特に前半戦で守備組織が崩壊し、失点を重ねたことが大きく響いた。その反省を生かし、今季は守備に重点を置いたチーム作りが行われてきた。キャンプではさまざまなプレスの掛け方を浸透させ、練習試合で一定の成果を上げてきた。失点を減らすことはもちろんのこと、良い形でボールを奪って、攻撃につなげる場面を多く作り出していきたい。“良い守備から良い攻撃”をいかに多く作れるかが勝負のポイントとなる。
一方、J2で2年目のシーズンを迎えるいわき。昨季は自慢のフィジカルの強さを生かしたサッカーを展開し、鮮烈なJ2デビューイヤーを送った。今季はさらに結果につなげたいところ。いわきの特長である縦に速いサッカーと、新たに加わった西川 潤、大迫 塁、ブワニカ 啓太らの個の力を融合させて、開幕戦勝利を狙う。
昨季の対戦成績はいわきの1勝1分。水戸はいわきのフィジカルの強さを生かしたサッカーをはね返すことができず、勝ち切れなかった。二度目の対戦となった明治安田J2第25節では、水戸が2点リードしながら、いわきの猛攻を食い止められずに3-4の逆転負けを喫した。水戸にとってはリベンジを期す一戦であり、いわきにとっては相性の良さを生かしたい一戦だ。
開幕戦で行われる“常磐線ダービー”を制すのは、果たしてどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]