仙台はJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦で沼津に敗れたものの、リーグ戦は2勝1分で勝点7を稼ぎ、2位につけている。好調のポイントは攻守のハードワーク。今季就任した森山 佳郎監督は若手を積極的に起用するとともに、最後まで走り抜くチーム作りに着手。それに選手が応えて結果が出ており、このままスタートダッシュを邁進する構えだ。
一方の秋田は開幕2連敗で暗雲が立ち込めたが、それを秋田らしい一体感のあるプレーで見事に払しょくした。ルヴァンカップ1stラウンド1回戦で讃岐に快勝し、前節は徳島相手に逆転勝利を収め、公式戦2連勝と波に乗っている。さらなるプラス要素として、大幅にメンバーを入れ替えた讃岐戦を勝ち切ったことでポジション争いが激化し、チーム内に引き締まった空気をもたらしている。
両チームのサポーターにとって見逃せないのが、それぞれの古巣戦に臨む2人のSBだろう。昨季秋田で活躍した髙田 椋汰は仙台でも持ち味の推進力を発揮。仙台の生え抜きとして12年間プレーした蜂須賀 孝治は今季から秋田に移籍。ルヴァンカップでは強みのクロスで先制点をアシストするなど勝利に大きく貢献し、練習でもアグレッシブな動きでアピールしている。「全員がファイティングポーズをとって、しっかり戦える準備ができている。速攻やセットプレーなど、自分たちの武器をホーム開幕戦に向けて磨いていく」と蜂須賀は意気込む。
ハードワークを信条とする両チームが、どちらも良い状態で迎える一戦。秋田は直近2シーズン、仙台との対戦で2分2敗と勝てていないが、長期キャンプからの帰還を待ちわびた地元サポーターの後押しを受けて球際で競り勝ちたい。
クラブは『10,000人応援プロジェクト』と銘打ち、今節と次節のホーム開幕2連戦で多彩なイベントを用意している。ソユースタジアムの内外で刺激的な1日になりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

