明治安田J2第4節、17位・栃木のホームに7位・横浜FCが乗り込む一戦。
栃木は前節、アウェイで甲府に2-1で勝ち切り、今季初勝利を手にした。
開幕戦と前々節はともに3失点を喫して連敗。不可欠であるはずの強度が不足してしまい、相手に自由を与え過ぎていた。監督・コーチ陣、選手たちの誰もが「戦術うんぬんではなく、もっと戦わないといけない」と肝に銘じて迎えた甲府戦は、90分間を通して全体がつながりながら、球際やセカンドボール争いで鬼気迫るプレーを見せてボールを奪い取り、スピーディーな攻撃へつなげることができていた。
その上で、強みとするクロス攻撃から大島 康樹が、さらに今季の特徴である中央攻撃から宮崎 鴻がそれぞれ今季初ゴールを挙げたことも前向きな材料だろう。
甲府戦の手綱を握った神戸 康輔は試合後に「今年1年、これを続けていけるように。今後連戦になるので、しっかりやっていきたい」と充実の表情を浮かべつつ、次節以降も継続できるか否かをポイントに挙げた。
栃木の特徴である高強度の守備に手ごたえをつかんだ中、ホーム戦で連勝をつかめるか。なお、13日に実施されたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・岩手戦はターンオーバーで挑んだため、甲府戦を戦ったメンバーの多くはフレッシュな状態にある。
一方の横浜FCは前節で山形を2-0で破り、こちらも今季初勝利を挙げた。横浜FCは開幕から2試合引き分けが続き、山形は2連勝と勢いに乗っていたが、序盤から横浜FCが相手の勢いをそぐようなアグレッシブな守備で山形のビルドアップを封殺。25分にカプリーニが先制ゴールを奪うと、終了間際には中野 嘉大が2点目を奪い、勝負を決めた。
今季3試合目にして盤石な戦いができた横浜FCも、継続できるかが最大のテーマになる。
なお、横浜FCのユーリ ララは2019年の夏に初来日し、栃木に加入。当時J2で残留争いを繰り広げていた栃木の救世主として活躍した功労者だ。今節、カンセキスタジアムとちぎでは盛大に迎え入れられることだろう。
[ 文:鈴木 康浩 ]

