両者のここまでのデータを見ると、山口の失点数15はリーグで2番目に少ない。対するいわきの失点数16は岡山と並んで3番目に少なく、両者ともに失点数の少なさが目立つ。被シュート数では、いわきが2番目、山口は4番目に少ない。両者ともに強固な守備によっていまの順位にいるといえるだろう。
第15節に行われた前回対戦では、山口が2-1で勝利している。いわきとしてはホームで負けた借りを返そうと、より一層強い気持ちで臨むはずで、今季のJ2の中でもプレー強度の高い両者がバチバチにやり合う試合になりそうだ。
前節を振り返ると、山口は群馬に1-0で勝利。26分に若月 大和が決めたゴールを最後まで守り抜いた。志垣 良監督は「身長が高いチームやゴール前を固めてくるチームに対して、崩しのバリエーションが欲しいなというところで、新たな取り組みとして前節・群馬戦では割って入っていくような良い崩しがあったので、その回数をもっと増やしていきたい」と話している。堅守のいわきからゴールが奪えるかどうかに注目だ。
一方のいわきは甲府と対戦して1-1の引き分けに終わった。19分に有馬 幸太郎のゴールで先制したが、64分に追いつかれた。田村 雄三監督は「彼(ピーター ウタカ)レベルの選手が出てきて甲府を1失点に抑えたことは良かったと思う一方で、(失点)ゼロが本当はいい。上を目指すために課題をフィードバックしてやっていきたい」と試合後に話しており、持ち前の堅守で山口を封じ込められるかどうかに注目したい。
[ 文:田辺 久豊 ]


