いわきは今季初の連敗中。6月は上位直接対決が続き、3連戦となった明治安田J2第21節・山口戦(3○0)、第19節・長崎戦(1●3)、前節・横浜FC戦(0●4)を1勝2敗で終えた。タイトなスケジュールが体力的に追い込みをかけ、直近2試合で7失点と今季で最も“らしくない”事態に陥っており、今節こそ悪い流れを払しょくしたい。監督も選手も練習からどうあるべきかを自らに問い、「リバウンドメンタリティーで、敗戦から学んだことをピッチで体現しなければならない」(田村 雄三監督)ことに強くフォーカスしている。
リーグ前半戦では攻守ともにJ2で通用する部分が多いことを示してきた。後半戦の難しさと向き合いながらレベルアップを期待したい。その中で、照山 颯人と棚田 遼が戦列復帰を果たしたことは明るいニュース。照山は守備の要として不動の存在で、棚田は攻撃に一味加えられる新たなピースになりそうだ。
再び強いいわきを示して上位に食らいついていくために、5試合未勝利が続くホームで約2カ月ぶりの勝利を収めたい。
一方、いわきに対して2連敗中の大分は15位と苦戦が続いている。直近9試合未勝利で、現在は4試合連続無得点。ケガ人や出場停止の選手が相次ぎ、なかなかベストメンバーが組めない事情も重なっている。
失点数はいわきと同じ『23』と少ない一方で、攻撃のパワーが不足している。育成型期限付き移籍で加入し、前節・甲府戦で初出場を飾った吉田 真那斗は新たにチームの活力になれるか。前回対戦のリベンジを果たし、状況を回復していきたい。
10日には互いに天皇杯3回戦を控えており、今節から公式戦3連戦となる。未勝利から抜け出したい思いは同じ。中断期間を前に、大事な1週間を迎える。
[ 文:柿崎 優成 ]
