水戸は続く明治安田J2第13節・横浜FC戦で敗れたあとに監督が交代し、その後は持ち直して内容的にも良い感触が出ているだけに、今節もきっ抗した熱戦になることが予想される。
藤枝としては前節・群馬戦に競り勝ち、連敗を『3』で止めただけに、3週間ぶりにホームに戻る今節はなんとしても勝ちたいところ。と同時に、勝点を積み上げながら上位勢を破る力をつけていきたいというテーマもあるため、ハイプレスやボール保持といった藤枝らしさを出しながら勝つという面にもこだわっている。
対する水戸は前節、上位の山口に対して激しくプレッシャーを掛け、あと一歩で勝つところまで追い込んだが、88分に失点を喫して1-1のドロー。ただ、終盤は選手のトラブルもあった中で失点後も崩れず、森 直樹監督は「しっかり勝点1を取ったことは大きい」と振り返った。2点目のチャンスも作って手ごたえのある戦いができただけに、3試合ぶりの勝利をつかんで良い流れをつかみたい。
そんな両者の戦いで、藤枝が見せたいのは水戸のプレッシャーに負けずにパスをつないで自分たちのリズムを作り、押し込む時間を長くすること。逆に水戸のほうは厳しいプレスや長短のパスの使い分けによって、藤枝の形に持ち込ませないことを目指してくるだろう。そんな中で、流れが行ったり来たりする展開も予想され、お互いにセットプレーからの得点も虎視眈々と狙っている。
猛暑の中でも激しくぶつかり合い、一瞬のスキも見せられないスリリングな戦いが繰り広げられるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


