鹿児島はアウェイで行われた前々節・千葉戦と前節・山口戦で連敗を喫しているだけに、ホーム・白波スタジアムで勝点3奪取に全力を傾ける。浅野 哲也監督が就任してキャプテンマークを巻くボランチの山口 卓己を累積警告による出場停止で欠くことに加えて、先月末に行われた練習試合中に米澤 令衣がケガを負って離脱することとなった。シーズンを戦っていけば、累積警告による出場停止や負傷離脱などで出られなくなる選手も出てくる。こんなときこそ「誰が出ても同じ強度のサッカーができる」(大島 康明前監督)ように仕込み続けていた成果を発揮するときだ。
山口戦では攻撃面で精彩を欠き、無得点に終わった。守備が安定しつつある群馬を相手にどう攻撃を再構築していくか。開幕戦では前線の選手による果敢なプレスでボールを奪取して、藤本 憲明が技ありの同点ゴールを決めた。勝利こそ逃したが、5年ぶりのJ2でもやれる手ごたえをつかんだ一戦だった。今回はホームで勝利し、J2残留へのはずみとしたい。
一方の群馬は前節、アウェイで愛媛と対戦。佐藤 亮が2得点を挙げるなど計4得点を挙げ、明治安田J2第7節・徳島戦以来となる白星を得た。J1鳥栖から育成型期限付き移籍で加入した樺山 諒乃介は前節で群馬デビューを飾ったが、同じく鳥栖から完全移籍加入の河田 篤秀も選手登録が完了すれば今節から出場可能になり、大きな課題だった得点力不足の解消につながるだろう。監督就任後ようやく初勝利を手にした武藤 覚監督は「最下位という状況は変わっていないので、鹿児島戦に勝つことが大事」と連勝へ並々ならぬ意気込みを見せている。
[ 文:政 純一郎 ]
