深刻な状況に置かれている鹿児島は、中断期間明けから8連敗中。6月22日の明治安田J2第21節・大分戦の勝利を最後に、丸3カ月勝星から見放されている。どこかでこの悪循環を断ち切らなければ、ミッションの『J2残留』を早々に断念することとなる厳しい状況だ。
連敗脱出と今季初のアウェイ勝利を目指した前節・栃木戦は、開始2分に圓道 将良が先制点を挙げて良い流れで戦えていたが、終盤に詰めの甘さが出て逆転負け。残念な結果だったが、手ごたえがつかめた一戦でもあった。「みんながボールを受けにいく気持ちやサポートの意識が前に比べるとあって、距離感も近かった。もっと個々の持ち味を出すことがゴールにつながる」と圓道は言う。選手交代を機能させて良い流れを継続させたり、悪循環を断ち切ったりするためには、役割分担の整理や選手同士のコミュニケーションをより密にすることが必要。大事になるのは浅野 哲也監督やコーチ陣のベンチワークだ。これ以上、ホームのサポーターを失望させるサッカーを見せてはならない。
一方の水戸は、リーグ戦再開から5勝1分2敗と着実に勝点を積み上げ、降格圏との差を着実に広げている。第30節・千葉戦で4失点、前々節・栃木戦で2失点と守備が不安定な試合が続いていたが、前節・岡山戦は無失点で切り抜けてドローに持ち込んだ。今後も守備を安定させることで着実に勝点を重ね、上位を目指したい。
[ 文:政 純一郎 ]
