ホームのいわきは、残り4試合の時点でJ1昇格プレーオフ進出の可能性を残していたが、前々節終了時点で消滅。第35節・岡山戦からの3連敗も含めて8月下旬以降なかなか勝点を伸ばせなかったことが要因の1つとしてあり、まだまだ勝負強さが備わっていない現状が露呈してしまった。ただ前節・清水戦、敗れはしたものの試合運びに目を向ければ、最近の試合の中では一番良かったと評せる姿を見せた。
ホームで勝ちたい思いは誰しもが抱いている。長らく7位、8位を維持していた順位も10位に落としてしまった。ただ、勝利を収めれば1ケタ順位で終えられる可能性は残っている。最終節は今季チームでやってきたことのサッカーを体現し、白星で終えたい。
また、いわきは勝たなければならない理由がもう1つある。この試合をもってGK田中 謙吾が現役を引退する。ピッチ外で若いチームを鼓舞し続けたベテランの存在は頼もしく、「チーム作りをする上で大事な存在だった」と山下 優人が話すように、表には見えない貢献度の高い選手だった。引退する田中のためにも、ピッチ上でプレーする選手は勝利で終える以外考えていないはずだ。
いわきに乗り込んでくる群馬は、第33節・熊本戦を前にJ3降格が決まってしまった。年間を通してなかなか上向くことがなく、夏の移籍市場で各ラインに選手をそろえたものの、状況は変わらなかった。アウェイ戦に限って言えば、6連敗中。J2での最後の試合に向けて駆けつけるサポーターのためにも、意地を見せたいところだ。
[ 文:柿崎 優成 ]
