虎の子の1点を守り切って。仙台が白星スタート
ベガルタ仙台
--ゴールシーンについて。前半から、僕も右サイド寄りなのですが、真瀬(拓海)くんがフリーでボールを持ったり1対1になったりしたときは、中に入ることを心がけていました。後半になっても中に入れて、ボールが来て、浮かさないことだけを考えて、逆サイドネットだけを狙いました。狙いどおりのシュートだったのかなと思います。 --サポーターと喜び合えたことについて。(仙台は)開幕戦で引き分けが続いていたと僕が来る前からのことも聞いていたので、なんとしても勝ちに変えたいという思いがありました。こうして勝利できて、鳥栖まで来てくれたサポーターと喜べたので、本当にうれしい気持ちです。
サガン鳥栖
監督
私はこのスタジアム、アウェイチームとして何度も来させていただきました。そのたびに非常に強いアウェイ感を覚えながら戦っていました。今日はホームゲームということであらためてこのスタジアムの素晴らしさ、サポーターの応援の強さを非常に感じました。そういった中でサガン鳥栖ファミリーの皆さんに勝利をプレゼントしたかったんですが、非常に悔しい結果となってしまいました。ただ、昨年から非常に安定して、そしてJ1まであと一歩まで来た仙台を相手に、私たちはゼロからスタートしてこの1カ月で選手、スタッフは素晴らしい準備をしてくれましたし、今日残念ながら負けはしましたが、大きな可能性を表現することができたというふうに思っています。もちろん課題もありますが、たくさんできたところはありますので、そこはプラスに捉えて、次また昇格候補のライバルである磐田との対戦になりますが、1週間全員で向かっていきたいと思います。 --うまくいったところがあったという話ですが、攻撃と守備それぞれで教えてください。まずは前半、非常に堅い試合になると予測していました。もちろん開幕戦で選手は独特の雰囲気の中、プレッシャーもあったでしょうし、仙台のストロングポイントも含めて、予想どおり、少し堅いゲームになりました。前半は入りのところも相手がかなり重心を強く前に向けてきましたが、しっかりと守備でコントロールする時間帯も作れましたし、全員で粘り強くゲームコントロールして、自分たちの攻撃に(移れるように)コントロールできた時間帯は評価できると思っています。 後半はその中で逆に攻撃でたくさんの時間を支配できたと思っています。課題はそういった中であの時間帯でしっかりとゴールに沈める。またはああいう相手のストロングポイントであるロングボールをしっかりはね返す。一瞬のスキで失点してしまいましたが、そういったところはサッカーの怖さであったり、サッカーの一部だと思いますので、若い選手が多い中で今日の学びを必ず次に生かしていきたいと思っています。
ベガルタ仙台
監督
なかなか蹴るのかつなぐのかというところで、うまく前と中盤、後ろがつながっていなかったところから、どちらかというと攻撃が悪くて攻められる感じになってしまった感じです。ただし、われわれの強みというか、あそこで崩れずになんとか守り切ることはできました。初戦でこういう劇的な勝利を収めることができたのは非常に良かった点ですけれども、やはり内容をもっと精査して高めていかないと、苦しい試合は続いていくのかなと思います。 --攻撃について。宮崎(鴻)が予想以上にやってくれた部分があって、そこから味方につないでいけます。そこを見せつつ地上でも、という感じだったのですが、その地上のところがまだうまくいっていないところはあるので、これはシーズンを通して改善していくことになると思います。 --守備について。ガンガン(プレッシャーを掛けに)いって取れればいいですけれども、相手が良い状態のときに取りにいってもボランチの選手がうまいので、前線がふらっと行ってそこに入れられて、大きな展開をされるというのが、ちょっと苦しい展開になった部分でもあります。
サガン鳥栖
GK 21
ヤン ハンビン
--開幕戦は敗戦という結果になりました。鳥栖での自分のデビュー戦と開幕戦が重なって、非常に熱い試合をすることはできたと思いますが、本当に悔しい結果になってしまいました。いまは「悔しい」という言葉しかありません。 --失点のところは中盤での混戦から相手に奪われて、若干アンバランスな状況での対応になりました。自分たちがこの敗戦から学ばなければならないのは、J1と違ってJ2にはVARがないということ。セルフジャッジしてしまうことがいかに怖いかということ、プレーを止めてはいけないということ。分かっていたつもりだったんですが、足を止めてしまって、相手にサイドに展開されてからの流れでした。そういったところも含めて、1つずつ見直して修正して、次に向かっていきたいなと思います。 --前半の立ち上がりはビルドアップで詰まる、ミスが多いように感じました。いつもどおりにできた選手もいれば、そうではなかった選手もいると思います。開幕戦ということで緊張し過ぎて本来持っている力を発揮できなかった選手もいると思います。そこは慣れてくれば、徐々に自分たちの力を出せると思います。やってきたことを変えるつもりはないので、引き続き自分たちのサッカーを追求していきたいと思います。 --開幕戦を小菊 昭雄監督は重要視していましたが、落としてしまったことについてはどう受け止めていますか。黒星スタートという事実は変わらないので、次の試合で勝点3を取れるように、そのための作業をチーム全員で詰めていく。それだけだと思います。
MF 16
西澤 健太
--立ち上がりは後ろのビルドアップで詰まる、ミスが起こるシーンが多くありました。意図的に相手を引き伸ばしたいというか、深みを作りたいというところでああいうスタイルだったんですが、開幕戦あるあるというかちょっとパスがズレてしまったり、強弱をうまく調節できなかったりでエラーが起こっていました。ただ、それも想定の範囲内だったので、とにかく続けることを言いながらやっていました。実際に前半のラスト15分くらいは意図的に前進できる場面もあったので、そこも含めて、想定の範囲内だったかなと思います。 --攻撃のボリュームは徐々に出せるようになっていきましたが、「これは決めないといけないな」と思えるくらいの絶好機はどれくらい作れた印象でしょうか。僕の精度の問題もありますし、1つビッグチャンスもありましたけど、ああいうのを確実に決め切るというのはこれからの課題、シーズンを通しての課題で、それが自分たちの運命を左右すると思うので、そういったところにどれだけこだわれるかだと思います。後半ああやってパワーをもって臨めたときに1点取れないと、ああやってカウンターでやられてしまうというのも今日勉強できたので、しっかりと決め切るところ、パワーを使うところなどの共通認識はチームとして今日のゲームで共有できたんじゃないかなと思います。 --小菊 昭雄監督は開幕戦を重要視していましたが、黒星になってしまったことはどう受け止めていますか。勝ってスタートするのが理想だったと思いますが、今日やれた部分とやれなかった部分がすごくハッキリしていると思っていて、改善するところは明確だと思っています。次の1週間でどう取り組めるか。ビビらずにやり続けることは、僕らは変わろうとしているチームなので、僕らの意思表示という意味でも「こういうサッカーをやるんだ」というところは見せ続けながら結果も求めてやっていきたいなと思います。
DF 26
安藤 寿岐
--準備期間では左SBに入ることも多かったですが、今日は右SBでの起用。育成組織の先輩でもある相良 竜之介選手とのマッチアップになりました。ユースのときに2年間一緒にプレーして、ある程度お互いのやり方は分かっていた中で怖さもありましたけど、うまくそこも吸収しながら抑えることもできたんじゃないかなと思うので、そこは良かったです。 --どんなことを意識しながら試合に入ったのでしょうか。攻守においてアグレッシブにプレーすること。守備では1対1で負けないことやカバーリングのところ。攻撃ではどんどん攻撃参加することを心がけていましたが、もっと攻撃のところで違いを出せれば良かったかなとは思います。 --開幕戦でプロ初出場。試合を終えての心境は?まずはデビューできてホッとしている気持ちはあるんですが、結果としてチームが負けてしまったので、危機感を持つこと。自分がこのチームを勝たせるんだという強い気持ちを持って、また来週から取り組んでいきたいなと思います。