前節、ホームで大宮と対戦した鳥栖は、開幕からの不調がウソのように立ち上がりからしっかりとしたポゼッションで大宮を押し込んでいく。前半終盤には西澤 健太がPKを沈めて先制に成功。後半は大宮の猛攻に耐える時間が長くなったが、加入後初出場となったGK泉森 涼太のビッグセーブもあり、最後まで得点は許さず。開幕5試合目にして、待望の今季初勝利を挙げた。
対する富山は前節、アウェイで今治との昇格組対決に挑んだ。立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せ、ボール奪取からの素早い攻めでチャンスを作り出していくが、得点は奪えず。運動量が落ち始めた後半は今治の攻勢にさらされる時間も増えたが、守備では集中を切らすことなく粘り強く対応。最後まで得点は奪えなかったものの、クリーンシートを達成。アウェイで貴重な勝点1の獲得に成功し、これで3試合負けなし(2勝1分)となった。
過去の公式戦での対戦は2勝4分2敗とまったくの五分となっている(※2011年の天皇杯2回戦はPK戦の末に富山が勝利)。また、注目は鳥栖の西矢 健人と富山の西矢 慎平による“兄弟対決”だろう。兄・健人は「もう1つ上の舞台(J1)で一緒にやりたいとか対戦相手としてやりたいという気持ちはありますけど、こうやってプロで対戦できる兄弟なんて一握りだと思うので、実現すれば幸せ」と対戦への思いを語る。さらに「リスペクトしているけど、一番負けたくない相手」と兄としてのプライドものぞかせた。
一気に浮上を目指す鳥栖にとって、連勝は必須。勝利への強い気持ちを見せたい。
[ 文:杉山 文宣 ]
