ホームの熊本は、前節・山口戦で4試合ぶりの勝利。前半、相手のハイプレスやロングボールのあとのセカンドボールを拾えず相手ペースになった中、仕掛けから得たPKを塩浜 遼が決めて先制。後半も押される展開になったが、交代と合わせたシステム変更で流れを引き寄せ、追加点は奪えずも勝ち切った。
逆に、ルヴァンカップ1回戦・水戸戦では押し込まれた前半に我慢し切れず、ロングボールからリードを奪われる展開に。山口戦同様、後半に交代と修正によって盛り返したが、得点を奪い切れなかった。
一方、鳥栖は開幕3連敗と出遅れたが、システムを変えた明治安田J2第4節・いわき戦で引き分けて以降は復調。前々節は4連勝中だった大宮に今季初めての土をつけ、前節も好調の富山に対して西川 潤のゴールで勝ち切り、2試合連続の無失点で連勝。ただ、リーグ戦からメンバーを入れ替えて臨んだ松本とのルヴァンカップ1回戦は、押し気味に進めながらも得点を奪い切れず、延長前半に与えたPKによって敗れる結果となった。
リーグ戦の内容に目を向ければ、ここまでの被シュート数は熊本の約半分(熊本が85本、鳥栖が43本)と安定した戦いぶりを見せているものの、6試合で4得点にとどまる攻撃が課題。松本戦で存在感を示した選手もいたようで、延長戦まで戦っての中3日という日程を受けて小菊 昭雄監督がどんな顔ぶれを送り出すかも注目される。
リーグ戦での対戦は14年ぶりだが、昨季のルヴァンカップ2回戦や近年の天皇杯、さらにはトレーニングマッチなどでも対戦している間柄。局面の勝負やプレーの質もさることながら、気持ちで負けないことが勝利への最低条件になりそうだ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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