札幌は1年でのJ1復帰を目指しながらも、開幕から苦戦。前節も甲府との接戦を0-1で落とした。開始早々にCKから相手の狙いどおりの形で得点を奪われると、その後はボール保持こそしながらも、堅い守備ブロックのスキを見つけられず、チャンスを作れない。後半は選手交代やシステム変更をしながら好機をうかがうも、状況は変わらず。後半半ば以降は長身の外国籍FWを前線に並べたが、その高さを生かすプレーができないまま、逃げ切りを許してしまった。
開幕からの7試合で先制したのは1試合だけ。ほとんどの試合で先制点を許し、攻めあぐね、逃げ切られる、突き放されるという展開が続き、現時点で5敗。なんとかここから巻き返したい。
一方の徳島は前節、ホームで2位の大宮と対戦。3戦連続無得点という状況で迎えた一戦だったが、強度で上回り、優勢に立つ。そして57分に鹿沼 直生のミドルシュートが決まって先制点を奪うと、その後は持ち前の安定した守備を披露して大宮の反撃をシャットアウト。勝点3を積んで6位に浮上している。
徳島の原動力はやはり守備だ。GK田中 颯、CB山田 奈央を中心とした堅実な守備で、明治安田J2第7節を終えてわずか2失点。ここまで5ゴールの得点力は課題にも思えるが、それを守備でしっかりと補っている。
札幌としては今季のホーム初白星をなんとか早く挙げたいところ。対する徳島としては、上昇ムードをより高めるべく、連勝を果たしたい。勝点3を狙い合う、熱い攻防が期待できそうだ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

