徳島は堅い守備を維持しながら勝点を積み上げてきたが、ここに来て伸び悩んでいる。直近6試合は1勝2分3敗。これまでクリーンシートを多く記録してきた中、直近3試合では大崩れや複数失点はないものの、毎試合失点を喫している。また、前節・水戸戦(0●1)が顕著なように、攻撃の形は作れているものの、決定打が不足している。
注目したいのは坪井 清志郎。幼少期は転勤族だったが、富山県で過ごした時間は長く、中学生時代には富山の育成組織に所属し、高校は富山第一高でストライカーとして名を馳せた。今季はまだ得点が生まれていないが、ここで決めて今後にもつなげたいところだろう。
対する富山は今季、11年ぶりにJ2復帰を果たし、現在は3勝3分4敗で11位につけている。直近6試合は3分3敗と勝利から遠ざかっており、ここから5連戦が始まることを考えると、初戦となる今節で勢いをつけたい。
基本布陣は[4-4-2]で、2トップを主体とした戦いを志向。FWには富山県出身の碓井 聖生をはじめ、松田 力や武 颯などパワーのあるタイプが編成されている。また、コーチ陣に目を向けると、過去に徳島で選手やアカデミーの監督などとして在籍した倉貫 一毅氏がヘッドコーチとして今季から加入しており、徳島に対してさまざまな情報を持っていそうだ。
両者とも守備面では相応に数字が出ているが、攻撃面では得点数を伸ばせずに苦戦中。それだけに、注目は先制点。先にゴールネットを揺らすのは徳島か、富山か。
[ 文:柏原 敏 ]


