その一戦は、今節と同様に大宮のホームゲームだった。結果は、アウェイの富山が2-1で勝利。シーズンラストゲームで、大宮のJ3優勝は決定していた。3位でのJ2昇格プレーオフ進出が決定していた富山としてははずみをつけたい一戦で、今季から大宮に移籍した安光 将作と、碓井 聖生の得点で勝ち切った。
「監督さんも代わっていない。非常にソリッドで、忠実なチームといいますか、確実に勝点を稼いでくるチームだと思っている」 大宮の長澤 徹監督は富山の印象をこう述べている。
その大宮は前節、アウェイで行われたいわき戦を1-2で落とした。強みだったはずの強度で上回られた「完敗」(長澤 徹監督)である。指揮官は「やれることはあったということで、目線をそろえてスタートしている」と、選手たちと再び立ち上がってこの試合に向けた準備を進めている。
今季リーグ戦無敗のNACK5スタジアム大宮で、昨季の富山戦以来となるリーグ戦での敗戦を喫するわけにはいかないだろう。
一方の富山は、直近8試合で4分4敗と勝利がない。3勝1敗と好スタートを切った今季だったが、現在は足踏みが続く。それでも、前節は山形に対して無失点で抑えたように、守備面の特長を見せつつ、勝機を探りたい。小田切 道治監督も「次は勝点3を」と意気込んでいる。
堅い試合が想定される中、風穴を開けて勝点3を手繰り寄せるのはどちらか。
[ 文:田中 直希 ]

