2試合ぶりにホームで戦う鳥栖は前節、アウェイで大分との“バトル・オブ・九州”に臨んだ。立ち上がりから大分のマンツーマンプレスに苦しめられると、13分にミスから先制点を奪われる。前半は大分のハイプレス、後半は強固なブロック守備を前に最後まで主導権を奪うことができずに完敗。負けなしは『4』でストップし、J1昇格プレーオフ出場圏内から転落してしまった。
対する千葉は前節、アウェイで熊本と対戦。立ち上がりから熊本のアグレッシブなスタイルの前に劣勢を強いられる時間帯が続くが、最後の局面では粘りを見せる。得点を奪うことはできなかったが、20本近いシュートを浴びながら無失点で終えた。小林 慶行監督が試合後に「このゲームの内容で、勝点1をアウェイから持ち帰れるのはすごく大きい」と話したように、しぶとく勝点を積み上げた。
両者の対戦は2011シーズン以来、実に14シーズンぶり。同じカテゴリーに所属したのがJ2時代の2010、11年しかなく、カップ戦でのマッチアップもないため、通算で4試合しか対戦したことがないカードである(対戦成績は1勝2分1敗)。
鳥栖にとって今節は非常に重要な位置づけになっている。今季の目標を『優勝』に設定しているチームにとって、本来自分たちがいなければいけない位置に座している千葉は明確なターゲット。「僕の中では決勝戦ではないですが、ここで(優勝できるかどうかが)決まってもおかしくないと思っています」と西澤 健太も言うように、首位との勝点差を『14』から縮めることができなければ、優勝は夢と消えてしまうだろう。
鳥栖の優勝への本気度が問われる一戦だ。
[ 文:杉山 文宣 ]
