愛媛、いわきともに今季は序盤から大いに苦しいシーズンを送っていたが、ともに明治安田J2第10節で今季初勝利を手にした。そこからシーズン巻き返しに転じる復調傾向を見せている。
より復調傾向が顕著なのはいわき。第10節・富山戦の勝利で勢いに乗って、長崎、大宮の上位勢を連続で撃破して3連勝を飾った。東北勢同士のダービーマッチとなった前節・秋田戦では4連勝こそならなかったが、一進一退の戦いの末に勝点1を獲得。4試合負けなしとなった。また、序盤戦で課題とされていた得点力不足は、エース・谷村 海那の調子が戻るとともに克服。攻守の歯車も整いつつある。
対する愛媛は第8節・山口戦から4試合負けなしだったが、前々節・藤枝戦は序盤から立て続けに4失点を喫するよもやの大敗。そのリバウンドメンタリティーが求められた前節・長崎戦では試合を通じて守勢に回る展開が多くなりながらも、失点を最小限に抑えつつ、村上 悠緋のJリーグ初得点でしぶとくドローに持ち込んだ。
過去、愛媛といわきは四度対戦しているが、対戦成績はいわきの3勝1分。この数字にも表れているように、愛媛はフィジカルの強さと縦への推進力を強みとするいわきのプレースタイルを苦手としていることは否めない。愛媛としては、24本のシュートを浴びながらも球際で気持ちを前面に見せた前節同様、ハードファイトを繰り返すことで苦手意識を克服したいところだ。
[ 文:松本 隆志 ]

