猛攻の中で仕留めたのは吉平。富山が17戦ぶりの勝利をつかむ
ジェフユナイテッド千葉
いろいろ準備してきて、もちろんそれを発揮できたところもあったが、結果がこうなってしまった。チームとしても、個人としてもパフォーマンスは最悪だったと言わなければならない。 立ち位置や動きで、スピードアップや落ち着きを与える部分でのコントロールを任せられているが、できなかった部分は反省したい。相手の守りのプレッシャーがキツかったというよりも、自分たちが簡単にボールを失い過ぎていた。枚数の少ない位置で失うことが多く、すぐに奪い返しにいけないぶん、前半は押し込まれてしまったように思う。 相手に自分たちの良さを消される試合が増えてきたので、新たなことにチャレンジしている。ただ、今回は後半に普段のやり方でうまくいっていたところで失点してしまったので、チームとしての流れは良くない。苦しいときだが、このメンバーとスタッフなら絶対にはね返せる。サポーターの皆さんも最後に声をかけてくれたように、現在この順位にいることはチャンスであり、次の試合に勝つことを目指していくだけだと思っている。
カターレ富山
監督
やっと勝ちました。第18節・秋田戦から指揮を執った自分にとっても長かった。選手にとってはそれよりも長かったのだから、結果が出て良かった。結果が出ただけではなく、内容的にも前半から非常に良かった。もっと早い時間に確実にチャンスを決め、さらに加点できていたら、得失点差も改善できたのだが、まずは1勝することが大事だったので合格点。今日の内容とパフォーマンスを見れば、この順位にいるチームではない。これを機に巻き返したい。 前期ずっと首位だった千葉に対し、臆することなくボールを握ることがテーマだった。逆に相手に握られてしまうとそこで疲弊してしまう恐れがあったので、それを想定した守りをトレーニングでオーガナイズできたのが良かったと思う。千葉が構えてくれたので、うまくボールを動かせた時間が長かった。ただ動かすだけでなく必ず背後を狙うように伝えていて、一発のロングボールではなく、スルーパスやコンビネーション、ドリブルでの仕掛けを狙っていくように伝え、それを実践してくれた。「何がなんでも勝つんだ」という気持ちで、シュートをブロックし、こぼれ球を拾うといった、無失点で終わるんだというこだわりも良かったと思う。 --先頭に立ってチームを引っ張っている吉平 翼選手が決勝点を挙げた。まさにキャプテン。人格が素晴らしく、勝負へのこだわりもある。こういう試合で決勝点を取る選手は強い。それができる裏づけが彼にはある。大事なときに決められる理由は才能だけじゃなく、努力であったり、自信であったりする。彼には今まで積み上げてきたものがきちんとある。先の試合と、この試合で再確認できた。
ジェフユナイテッド千葉
監督
準備してきたものがうまくいかず、前半は富山の一方的なゲームになってしまった。その中で、決定機を作られながらも無失点で戻ってきたので、ハーフタイムに修正をして、チャンスはあると話して後半に入った。前半に比べて自分たちがボールを握りながら、狙いどおりに前進することはできたが、相手にとってより危険なところにボールを送り込むという点では物足りなかったと思う。富山にカウンターから危ない場面も何回か作られて失点してしまい、自分たちにとって非常に難しいゲームになってしまった。 --攻撃と守備のどちらに問題があったのか。イージーなミスが多かった部分と、勇気を持ってボールを前に運ぼうというところが決定的に足りていなかった部分が課題だった。ボールを後ろで動かすことはできているが、選手が止まってボールだけが動いていても何も起きない。生み出すためには相手にとってイヤな場所にボールを送り込むとか、ランニングするとかしなければいけない。 --勝利から遠ざかって、選手も重圧を感じ始めているのではないか。自分たちはまだ何も成し遂げていない。今日のピッチ上のことをしっかり受け止めて、もっともっとチャレンジャーとして戦っていくようなマネジメントを私自身がしっかりやりたい。そうすればプレッシャーみたいなところからは解放されると思う。私自身も選手が躍動するところを見たいし、そういうふうにプレーをさせたい。
カターレ富山
FW 27
吉平 翼
先取点を決めたシーンは練習どおりの形だった。得点につながり、自信になる。 自信を持ってやること、もっと戦う姿勢を出していくことなどを監督が促してくれて、オフ明けから強度の高いトレーニングができていた。J3のときから苦しみながら積み上げてきた球際、切り替え、ハードワークのところに立ち返れたのは良かったと思う。 (勝てない期間が長く続いて)本当に苦しかった。選手それぞれにいろんな思いがあっただろうが、それでもチームとして一生懸命に取り組めるのがカターレ富山の強み。その結果として勝つことができた。たかが1勝かもしれないが、自分たちにとっては非常に重い。
FW 39
古川 真人
こうやってチャンスをもらい、前線でボールを収めることを意識してやった。ボールを収められてはいたが、得点できなかったことが悔しい。自分は次の出場機会が約束されている選手ではない。次もピッチに立って戦えるように、FWとして得点が必要だと思っていた。チャンスの場面に自分が絡めなかったことを反省し、またしっかりやっていきたい。チームがなかなか勝てないときに信頼して起用してもらえたこと、そしてファンとサポーターが待ち望んでいた勝利を届けられたのは良かった。 チーム全体として、いつもより走っていたし、戦っていた。これを続けていけば今回のように勝ちは転がってくると思う。やるべきことを全員がしっかりやらなければいけない。気持ちの部分も含めて今回を最低ラインにするぐらいに、もっともっと上を目指していくべき。 自分のようにいつもは試合に出ていない選手がこうやって出場して勝つことができた。同じような立場で一生懸命にやっているみんなのぶんもプレーしたつもり。チームを下から突き上げるつもりで、強い意志をもってやっていきたい。