富山は前節、いわきに1-3で敗れ、勝ちなしのクラブワースト記録を更新してしまった。今季最多の3失点を喫して、今季初の3連敗。これまでは勝てないながらも粘り強く守って失点を抑え、連敗は最大でも『2』にとどめてきただけに気がかりだ。5月末に安達 亮監督が就任してから天皇杯2回戦で仙台を下したものの、リーグ戦では4試合を戦って1分3敗。内容が悪化しており、立て直しが急務となっている。
ボールを保持して主導権を握るスタイルへの“脱皮”を目指し、選手同士の距離感や、ボールを失っても即時に奪い返す意識などをポイントに取り組んでいる。相手のプレッシャーやミスの発生を恐れずにパスを受ける積極性がカギになるため、強い気持ちでプレーしなければならない。成績不振からくる不安に打ち勝つのは容易ではないが、ホームの声援を励みに奮起したい。安達 亮監督は「上位との対戦であり、われわれに失うものはない。戦う姿勢を前面に見せるところから入っていきたい」と話している。
対する千葉は前節・磐田戦を0-1で落とし、第4節終了後から守ってきた首位の座を水戸に明け渡した。3位以降との勝点差も縮まっているため、ここで連続未勝利に終止符を打たなければならない。直近5試合のうち4試合が無得点に終わっているため、強みである田中 和樹、椿 直起らを中心とするサイド攻撃から先取点を奪う展開に持ち込みたい。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
