対戦相手は2位の仙台で、互いに異なる強みを持っていることもあって、熱戦が期待できる。前回対戦では藤枝がボールを保持し、自分たちのサッカーで優位に試合を進めたが、チャンスを決め切ることができず。逆に仙台のカウンターからのゴラッソで先制され、今季の負けパターンにハマってしまい、1-2で敗れた。
今回も、藤枝がボールを握って攻勢をかけ、仙台は前線の個の力を生かしたカウンターを狙うという図式がピッチ上で表われるだろうが、その中で先制点を取ったチームが優位に立つことは間違いない。藤枝の須藤 大輔監督も「自分たちが先に決め切ること、(2-0で勝利した前節・)徳島戦で良かったところを継続することが何より大事」と語る。
もちろん仙台にとっても、J1昇格に向けて絶対に落とせない一戦だ。前節・富山戦では、セットプレーからの一発で先制され、17本のシュートを放ちながら決め切れず、7試合ぶりの黒星を喫した。もし今節で敗れれば今季初の連敗となるため、これまで苦戦が多かった藤枝に対し、森山 佳郎監督は「なかなかボールが取れないし、チャンスをたくさん作ってくるチームなので、1週間しっかりと良い準備をして挑みたい」と語った。
相手の強みをいかに封じつつ、自分たちの流れに持ち込んでいくかという駆け引きも楽しみな戦い。その意味でも、両者とも“決め切る”という部分がカギを握る。仙台サポーターも数多く駆けつけることが予想される中、選手たちの後押しとなる応援合戦も勝敗の行方を大きく左右する要素になるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


