ホーム連戦となる鳥栖は前節、長崎と対戦。序盤からボールを保持し、長崎を押し込むも、15分にマテウス ジェズスにミドルシュートを決められて先制を許してしまう。それでも前半終了間際、新井 晴樹のクロスに山田 寛人が頭で合わせて同点に追いつく。後半も相手を押し込み続けるが、得点を奪えずにいると、終盤にマテウス ジェズスに難度の高いヘディングから決勝点を奪われ、敗戦。相手エースの規格外の2発に沈み、J1昇格プレーオフ圏外の7位へと転落した。
アウェイに乗り込む水戸は前節、ホームで磐田と対戦。立ち上がりに好機を逃すと、直後に最終ライン背後へのボールを処理しようと飛び出したGK西川 幸之介がかわされ、失点。14分には2失点目を喫し、苦しい立ち上がりに。それでも勢いを取り戻し、後半には渡邉 新太のPKで1点を返す。しかし86分、自陣でのパスミスから磐田に3点目を奪われ、ここで勝負は決してしまった。
水戸の総失点23に対し、鳥栖は総失点24と互いに堅守を誇るが、総得点数に目を向けると水戸の40得点に対し、鳥栖は27得点と大きな開きがある。前期の対戦(明治安田J2第19節)でも、鳥栖は水戸を押し込みながらも得点が奪えず、終盤にカウンターから決勝ゴールを許して0-1で敗れたという苦い過去がある。
鳥栖はケガ人が多発する苦しい台所事情ではあるが、目標とするJ2優勝のためには残り12試合の全勝が必須とも言える状況。課題の得点力不足を克服し、水戸の堅守をこじ開けることで“奇跡”への一歩目を記したいところだ。
J1昇格のためには連敗は避けたい両者。目標への勝点3を手にするのはどちらか。
[ 文:杉山 文宣 ]
