長崎は今季最長となる5連勝中。6月以降の11戦で8勝3分と一気に勝点を積み、順位を上げてきた。前節は大宮との上位直接対決を2-1で制し、自動昇格の有力候補に名乗りを上げている。
中でも10番を背負うマテウス ジェズスはここまでリーグトップの15得点を記録。直近5試合で5得点を奪って好調をキープしており、今週には8月度の明治安田J2 KONAMI月間MVPに選出された。また、一度も複数失点を喫していないリーグ後半戦はチームとして守備の安定感も増しており、GK後藤 雅明をはじめとする守備陣の奮闘も見逃せない。
ただ、いくら勝利を重ねようと高木 琢也監督の姿勢は変わらない。目の前の一戦に集中し、懸命に戦うのみだ。
富山は残留圏の17位・大分と勝点7差。是が非でも勝利が欲しい中で4連敗中と苦境に立たされているが、山形に0-3で敗れた前節が転機となる可能性を秘めている。運動量も守備ブロックの強度も不十分で2失点を喫した前半から一転、ハーフタイムに3選手を入れ替えて臨んだ後半は攻撃的な姿勢を貫き、何度も山形ゴールへ迫った。中でも右SBの布施谷 翔が高い位置を取れると、チャンスに近づく。
ただ、ビハインドを負ってからチームとしてスイッチが入るのでは勝点3を得るのは容易ではない。今節はキックオフから積極的な姿勢を示せるか。それが1つの焦点となる。
長崎はJ1自動昇格、富山はJ2残留。互いの目標達成に向けて勝点3が欲しい両チームによる一戦は、果たしてどのような結末を迎えるだろうか。
[ 文:椎葉 洋平 ]
