2連敗中だった今治は前節、アウェイで大宮と対戦。序盤から得点の奪い合いとなったシーソーゲームは、終盤にウェズレイ タンキの渾身の一撃によって今治に軍配。今後に勢いをもたらす劇的勝利を収めた。
今治は現在、U-20ワールドカップでの代表招集で横山 夢樹、梅木 怜といった若手の主力が離脱中だが、前節では最前線でウェズレイ タンキが決勝点を決めるなど、ハイパフォーマンスを披露。左ワイドでは離脱から復帰後初先発となった近藤 高虎がサイドから勢いをつけるなど、主力2選手の欠場を感じさせない総力戦で勝利をもぎ取った形だった。
対する鳥栖は前節、ホームに熊本を迎えた。前半こそ相手の勢いに苦しんだが、1-1で迎えた後半、チームに流れを呼び込んだのが脅威の18歳・新川 志音。鋭いカットインから鮮やかに勝ち越し点を奪っただけでなく、終盤には自ら得たPKをきっちり決めて2得点の大活躍。最終的に4-2のスコアで、チームは連勝を収めた。
鳥栖は5試合連続で複数失点を喫しており、守備面でやや不安が残る状況。しかし、新川 志音の3試合連続得点に象徴されるように、守備の不安をかき消すほどの得点力を見せ、攻撃面で強みを発揮している。
5位・鳥栖と9位・今治との勝点差はわずかに『3』。僅差にひしめく昇格争いに絡むチーム同士の対決は、言うまでもなく“シックスポイントマッチ”。鳥栖は自動昇格圏へ、今治はJ1昇格プレーオフ圏へ食らいつくべく、緊張感のある大一番となる。
[ 文:松本 隆志 ]
