富山は前節、1-0で藤枝を破って10試合ぶりに勝利を収めた。18位に浮上して残留圏の17位・大分との勝点差が『7』に縮まり、「ポジティブな声かけが練習中も増えてきた。良いトレーニングが積めている」(吉平 翼)と士気が高まっている。
未勝利が続いた9試合は守備が崩壊し、計19失点を喫したが、明治安田J2第30節・長崎戦からフォーメーションを[3-4-2-1]に変更して、前節は10試合ぶりに無失点で終えた。「失点せずに粘り強く進めることの大切さを全員が理解できたと思う」(河井 陽介)、「守備への安心感が生まれ、より攻撃にパワーが注げるようになってきた」(香川 勇気)と選手は手ごたえをつかんでいる。久しぶりの白星が薬になって攻撃面でもパフォーマンスの向上が見込まれる。活発な札幌の攻撃をしのぎつつ、マイボールの時間を増やして先取点を狙う。
一方、札幌は前節の山形戦を1-2で落として2連敗となり、6位・大宮との勝点差が『10』に広がった。直近2試合は短時間のうちに失点を重ねており、富山と同様に今節は守りで粘り強さを発揮しなければならない。
富山と前回対戦した5月の第16節では、終了直前に青木 亮太がFKを直接蹴り込んで2-1で勝ち切っている。前節の終了間際にポスト直撃のミドルシュートを放った高嶺 朋樹をはじめ、シュートレンジの広いタレントがそろっており、先にゴールをこじ開けて優位にゲームを運びたい。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
