ホームの大分は現在、8勝14分12敗の勝点38で15位。今季は序盤から戦い方がなかなか安定せず、シーズン折り返し後に急激に失速したことを受けて指揮官交代という苦渋の決断に踏み切った。しかし、竹中 穣監督による新体制下で少しずつチームのベースを整え、ここに来てようやくスタイルが定まってきた。得点力不足という課題はまだ継続中だが、前節は熊本との“九州ダービー”を1-0で制して順位を2つ上げ、J3降格圏との勝点差を『9』に広げている。
今節は前節に続き
グレイソンが出場停止であることに加え、前節で負傷により途中交代した
榊原 彗悟と
ペレイラの出場が危ぶまれる中、指揮官は「メンバーが替わってもチームとしてコンセプトを変えずに戦えるか」をキーポイントに挙げた。実は今節で対戦する山形には2014年5月の対戦を最後に勝利しておらず、その後は5分7敗。直近6回の対戦ではいずれも無得点に終わっており、3失点が3回、5失点が1回と大敗も多い。日程の問題などさまざまな要因が絡んでの結果でもあるが、このデータを覆す内容と結果をモノにしたいところだ。
山形は現在、12勝7分15敗の勝点43で12位。前節・大宮戦は2点を先行しながらも、終盤の連続失点で追いつかれて勝点1を積むにとどまった。この結果をもって降格の可能性がなくなり、J1昇格への道も断たれた。今節以降の戦いへのモチベーションが試される状況となっている。前々節・熊本戦もリードを守り切れず引き分けに終わっており、試合運びに課題が残る。今節は大分U-18出身の
國分 伸太郎が出場停止で、替わりに誰が先発するかは注目ポイントだ。
残された4試合をどう戦い、今季の収穫を得ていくか。それぞれに矜持をもって臨みたい。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]