ホーム戦3連敗中の徳島にとっては正念場だ。今節の宮崎戦に始まり、富山、湘南、大宮と上位勢との対戦が続く。一方、宮崎は好調を維持。開幕5試合を2分3敗と苦戦したが、その後は3連勝を含む好調ぶりで、一気に上位へと名乗りを上げた。
両者の直近の対戦は、明治安田J2・J3百年構想リーグ開幕前の1月24日。徳島がキャンプを行っていた宮崎県で45分×3本のトレーニングマッチを実施し、その際は徳島が2-1で勝利している。
徳島は攻撃面に課題を抱えていることを示すスタッツが目立つ。攻撃が停滞することで守備に費やす時間が増え、敗戦につながる悪循環に陥っている。前々節・横浜FC戦(0●1)終了時点で公開されていたスタッツでは、シュート数がリーグ最下位タイ、得点につながり得るクロス数もリーグ最下位だった。守備では、山田 奈央や山越 康平をはじめ、個の守備力を備えた選手を中心に耐える場面も多いだけに、トニー アンデルソンやルーカス バルセロスら攻撃陣の奮起に期待したい。とはいえ、前線に効果的なボールを供給できなければ、攻撃陣も持ち味を発揮しづらい。組織として攻守両面で機能できるかがカギとなる。

トニー・アンデルソンの奮起に期待がかかる
宮崎は好調の流れを維持し、さらに勢いを加速させたい局面。スタッツで際立つのは、得点ランキング1位タイにつける奥村 晃司だ。群馬、Y.S.C.C.横浜(当時J3)を経て2025シーズンに宮崎へ加入。宮崎でキャリアハイを更新する勢いを見せ、今季さらなる飛躍を遂げている。
また、注目選手として挙げたいのが橋本 啓吾。2025シーズンは、J3で25得点を挙げて得点王に輝き、宮崎をクラブ初のJ2昇格へと導いた立役者だ。J2・J3百年構想リーグ期間中は負傷箇所のリハビリに専念したが、ここからのさらなる活躍が期待される。

J2の舞台でも得点力を示したい、宮崎のストライカー・橋本啓吾
徳島は踏ん張れるか、宮崎は好調を維持し、さらに突き抜けられるか。
[ 文:柏原 敏 ]



