Jリーグから公表されている2024年度の売上高を見ると、甲府が約17億円なのに対して福島は約5億円。甲府の2024年のデータはACL関連の数字が入っているので通常よりは2億円前後多いのではないかと思われるが、それでも売上高としての規模感は大きく違う。ただ、それがチーム力にそのまま出ないことは、昨季の水戸やかつての甲府も示してきたことだ。
甲府は今季、昨季J3でプレーした安田 虎士朗、武井 成豪が加入。昨季のJ3を知る選手たちに福島の印象を聞くと、「つなぐことがうまい」、「特殊」、「レベルが高い」と警戒する。甲府としては昨季以上に前を向く、前に向かう意識を高めながら、ボールを奪う球際の意識を高めている中で、福島のつなぎをハメてボールを奪えるかどうかは大きなポイント。福島はそれをはがせるかどうかが見せどころとなりそうだ。
福島には日本サッカー界のスーパースターであり、レジェンドの三浦 知良が今季から加入しており、開幕戦でのメンバー入りに注目が集まる。一方の甲府は、小林 岩魚、山内 康太、内藤 大和、井上 樹、一瀬 大寿、保坂 知希といったアカデミー育ちの選手の多くがメンバー入りしそうな点は楽しみだ。中でも今季から10番を背負う内藤 大和がチームを勝たせるプレー、ゴール、アシストを見せることができれば最高のスタートになる。
[ 文:マツオ ジュン ]
