昨季J2昇格を決めた八戸は前々節・湘南戦、前節・仙台戦で、トップカテゴリーでの経験も豊富な相手に“らしさ”を存分に出し、J2クラブが相手でも対等に戦えることを証明してみせた。しかし、湘南戦は0-1、仙台戦は0-0の末にPK負けと連敗。結果を残すことはできていない。今節の相手も格上と言える横浜FC。高橋 勇菊監督は「一人ひとりの能力が高くて技術もしっかりしている。それに対して、われわれがどう守備を形成し、奪い、攻撃に出るかをミーティングで伝えている。それを1つでも多く出すことができれば勝機はある」と、対策は十分だ。
昨季J3で誇った堅守はいまも健在だが、3試合で1ゴールというデータが示すように課題は得点力不足。短い時間でも修正を施し、今季初となるホーム戦でサポーターにゴールを見せたいところだ。
対するアウェイの横浜FCは、幸先悪く開幕から2連敗を喫したが、前々節の栃木C戦は5-1で快勝。しかし、前節・栃木SCは0-4で大敗を喫するなど、チームの状態は不安定だ。須藤 大輔監督は前節を振り返り、「アプローチの仕方が少し思考優先になってしまった。考えることと、走ること、この2つをもっと同時進行的にレベルアップしなければいけない」と話し、この一戦に向けて調整している。遠い八戸の地で、勢いを取り戻すことができるか。
八戸と横浜FCは2021年度の天皇杯で対戦し、当時J3の八戸が当時J1の横浜FCに2-1と勝利を収め、ジャイアントキリングを果たしている。2024年度の天皇杯で顔を合わせた際は2-1で横浜FCに軍配が上がった。戦績はイーブン。同カテゴリー所属となって戦うこの一戦、果たして勝つのはどちらか。
[ 文:夏目 二郎 ]
