「開幕からの5試合で今回が最も出来が良くなかった」 前節・富山戦について、大木 武監督はこう振り返る。今季ここまでは、結果が思うように出ない中でもポゼッション力や能動的な守備など新チームが強みとする部分を前面に押し出し、内容面ではポジティブさを見せていた。しかし、前節は相手の勢いに圧倒される場面が増加。結果的に勝点1は確保したものの、“愛媛らしさ”を欠いた内容はチームにやや暗い影を落としたに違いない。
対照的に、FC大阪はポジティブな空気をまとってこの一戦に臨めそうだ。
愛媛同様、開幕から思うように内容を結果に結びつけられていなかったFC大阪だが、前節は奈良との“生駒山ダービー”に臨んで2-0の快勝。終始主導権を握る展開に持ち込み、23本のシュートを放つなどライバルを圧倒した。自身が挙げた先制点を含めて全2得点に絡み、エースたる活躍を見せた島田 拓海は「90分での勝利につながる仕事ができて良かった」と、今季初の勝点3獲得に安堵。今節は自信と勢いをつけてニンジニアスタジアムへ乗り込んでくるだろう。
ポゼッション型の愛媛に対し、FC大阪はカウンター型。愛媛がテンポよくパスをつないでボールを保持し、FC大阪が鋭い守備から好機を狙う展開が予想される。ともに強みとするアグレッシブさで上回るのはどちらになるか。
[ 文:松本 隆志 ]

