琉球は前節、アウェイで熊本と対戦。アグレッシブなプレスが機能し、庵原 篤人のゴールで1-0の勝利。PK戦負け1試合を含む連敗を『3』で止め、9試合ぶりとなる90分での勝利を飾った。「誰が出ても同じ強度のハードワークができる守備」(平川 忠亮監督)で、ボール保持に長けた熊本を無失点に封じたことはチームの確かな自信となった。
その一方、依然として課題となっているのが攻撃の質。決定機を作りながらも追加点を奪い切れておらず、“仕留める力”の向上は急務と言える。また、今節は最終ラインの船橋 勇真が累積警告で出場停止となるため、ディフェンス陣の組み合わせも注目ポイントとなる。
対する鳥取は、直近のホーム連戦で驚異的な粘りを見せた。5月10日のWEST-Bグループ第16節・北九州戦では前半アディショナルタイムに退場者を出しながらもPK戦で勝利をもぎ取ると、今週水曜日に代替開催となった第9節・滋賀戦では後半アディショナルタイムに荒井 涼が劇的な決勝ゴールを奪って3-2と競り勝ち、勝負強さを発揮した。
三木 直土や篠田 大輝、星 景虎など勝負強い攻撃陣が琉球ゴールをどう脅かすか。今節は中3日という日程面に加え、沖縄への遠征というタフな条件をチーム全員の総力戦で乗り越えられるかが3連勝達成のカギとなりそうだ。
両者の前回対戦は3月8日の第5節で、PK戦の末に鳥取が勝利。琉球にとっては雪辱を果たしたい一戦だ。また、琉球は90分勝利を今季二度挙げているが、いずれもアウェイ戦。地域リーグラウンド最後のホームゲームとなる今節こそ、沖縄県総合運動公園陸上競技場での初勝利を狙う。
前線から積極的にプレッシングを掛けるチーム同士の一戦。それぞれの意地がぶつかり合う中で、中盤のセカンドボール争いも見逃せない。
[ 文:仲本 兼進 ]
