ホームの今治は序盤戦から波に乗り切れず、シーズン半ばで監督交代に踏み切るも、最後まで好調に転じることなく地域リーグラウンドを終えた。復調の兆しはシーズンの至るところで見えていたものの、その良い流れを継続できなかった感は否めなかった。
それでも、直近のWEST-Aグループ第18節では、アウェイで徳島相手に堂々とした戦いぶりを披露。結果的にPK戦の末に敗れたものの、「攻撃の面でも際どいところまで攻めていけた。全体の内容としては悪くなかった」(駒井 善成)と能動性のある攻撃面に手ごたえを感じる部分はあった。
一方の琉球は、直近のWEST-Bグループ第18節で鳥栖とのアウェイ戦に臨んだ。62分と78分の失点で2点をリードされる難しい展開となりながらも、そこから反撃に転じ、土壇場で曽田 一騎が同点ゴールを奪取。PK戦を制して勝点2をつかみ、最下位から抜け出した。
地域リーグラウンドにおいて、両チームの課題になっていたのは得点力。J2・J3百年構想リーグ全体で、琉球がワーストの13得点、今治はそれに次ぐ14得点にとどまった。
しかし、今治は大量得点こそないものの、直近7試合はコンスタントに得点が生まれており、琉球も堅守の鳥栖を相手に複数得点を挙げていて、互いに課題克服の兆しは見えている。
地域リーグラウンドの成績を反映するような決め手を欠く戦いではなく、近い未来への“希望の光”となる熱戦を期待したい。
[ 文:松本 隆志 ]
