ホームの松本は右肩上がり。初のJ3を戦う今季は4バックと3バックを柔軟に使い分ける戦いを志向し、堅実に勝星を積み上げている。明治安田J3第7節を終えて18チーム中唯一の5勝を挙げており、前節も沼津を1-0で下して首位に浮上。得点ランキングトップの横山 歩夢が好調ぶりを象徴するかのようなミドルを突き刺し、これが決勝点となった。
この白星は松本にとって、1勝以上の価値があった。まずクリーンシートが今季初で、昨季から通算しても名波 浩監督が指揮を執って2試合目となる。さらに、ホームでの勝利は昨季のJ2第31節・北九州戦以来。勝点を積みつつも覆われていた2枚の暗幕を、一気に薙ぎ払う勝利となった。視界は良好だ。
対する北九州は12位で、現在3試合ノーゴールの勝ちなし。なかなか先が見えない五里霧中の状況にある。対松本の戦績を見ても、2勝2分8敗と明らかに分が悪い。難しい状況を打破すべく、敵将の教え子でもある針谷 岳晃や藤川 虎太朗らが奮起できるか。
[ 文:大枝 令 ]
