前節の沼津戦では中原 秀人、木村 祐志の両ボランチを欠き、新型コロナウイルス感染症の影響でメンバーの入れ替えもあった中、苦戦を強いられた。それでも後半、途中出場の木出 雄斗がCKから値千金の決勝ゴールを決め、クリーンシートで勝ち切った。苦しい戦いが続く中で、明治安田J3第20節・松本戦に続いてスーパーサブ的な活躍をした木出の台頭は心強い。開幕当初から「長いシーズンは何が起こるか分からない。誰が出ても同じ強度のサッカーができるよう、総力戦で戦える準備をしている」と常々言い続けていた大嶽 直人監督の言葉に頼もしさを感じる。
一方の讃岐は8戦勝ちなしと苦しい戦いが続く。前節は藤枝を相手に先制したが、後半に追いつかれてドロー決着。第7節の岐阜戦を最後に複数得点がなく、総得点17は八戸と並んでリーグワースト2位。ただ、大量失点はほとんどなく、守備は安定している。その守備力を発揮してリーグ屈指の攻撃力を誇る鹿児島の進攻を食い止め、逆に堅守を打ち破って9試合ぶりの勝利をつかみたい。
[ 文:政 純一郎 ]
