首位のいわきは前節、宮崎に一瞬のスキを突かれて前半に失点すると、相手の粘り強い守備を崩せず、6試合ぶりの黒星。試合を振り返り、「いまできることの最大値を出してくれた。フィニッシュワークの精度を高めたい」と村主 博正監督は総括した。
今節で昇格、優勝が決まる可能性があるいわきだが、攻撃陣に離脱者が多数出ており、台所事情は厳しい。限られたメンバーで100%を出し切ることが求められている。連続得点は5試合で途絶えたものの、得点王を虎視眈々と狙う有田 稜が勝利につなげるゴールを挙げ、Jヴィレッジスタジアムを歓喜に満ちた空間にできるか。いわきらしく目の前の1試合に全力を注ぎ、他会場の結果を待ちたい。
対する鹿児島は首位・いわきを追走していたが、明治安田J3第29節・宮崎戦以降3試合勝利から遠ざかり、順位も4位に落としている。昇格するためには1ポイントも落とせない状況。1シーズンを通してコンスタントに得点を重ねてきた有田 光希が経験値の差を見せ、昇格争いに踏みとどまることができるか。
“2人の有田”に注目しながら上位直接対決を見るのも1つの楽しみだろう。
[ 文:柿崎 優成 ]